巴里祭 à Bistro L’Assiette [2019.07.28]

宮原 舞子

 Bonjour à tous!

 今回初めて記事を書かせていただきます、宮原舞子と申します。
小学生の時、Saint-Exupéry著の小説 « Le Petit Prince »を読んだのをきっかけに、独学でフランス語を始めました。勉強でフランスにも数回行ったこともあり、フランスが大好きです!初めましての方も多いですが、これからどうぞ宜しくお願いいたします。

 さて、7月28日。Le Quatorze Juilletから2週間遅れでしたが、長野市にあるビストロ・ラシェットにて盛大に行われました。その日はお天気に恵まれ、多くの方々が出席しました。参加人数は、何と過去最多の40人近くでした!?フランスが好きな方がこんなにも沢山いらっしゃることに感動を覚えました。私は、普段仕事の都合で会話サロンやイベント等にはほとんど出席できないのですが、今回は奇跡的に都合が合ったので、参加することができました。

 既にご存知かと思いますが、まずパリ祭について説明します。
パリ祭の正式名称は « Fête nationale française » と言います。毎年 7月14日に、フランス共和国の成立をお祝いする大切な行事です。1789年同日に起きた、フランス革命の発端となるバスティーユ監獄襲撃の一周年を記念して、翌年1790年に行われた全国連盟祭が起源となっています。調べてみると、「パリ祭」は日本だけの呼び名との事です。これは、René Clair監督の映画 « Quatorze Juillet » (1932年) が邦題『巴里祭』として公開されてヒットしたため、日本では「パリ祭」と呼ばれるようになりました。パリ祭当日、フランス各地で一日中花火が打ち上げられます。パリでは軍事パレードが開催され、シャンゼリゼ通りからコンコルド広場までを行進します。もちろん、現フランス大統領も出席し、演説も行われます。同じ日、有名な自転車ロードレースLe Tour de Franceも開催され、国中は大変賑やかになります。

 今回、私にとっては初めての巴里祭でした。しかも、久しぶりにフランス語に触れる機会となりました。初めましての方が多く、正直最初は緊張していました。しかし行ってみると、温かい方々ばかりで次第に緊張がほぐれていき、巴里祭を楽しくお祝いできました。美味しいフレンチ料理を堪能しながら、皆さんとのお話に花を咲かせました。更に、急遽行われたアコーディオンの演奏を聴いたり、皆さんとシャンソン « À Paris, dans chaque faubourg »を歌ったりと、まるでパリにいるかのような素敵なひと時を過ごすことができました。

 今回の巴里祭を通して、また更にフランスの輪が広がりました。このような素敵な場で、沢山の方々と知り合えたことに感謝しております。私は、最近フランス語から遠ざかっていたので、これを機にもう一度フランス語を磨き直そう!と良い刺激をもらいました。そして、いつか本場のLe Quatorze Juilletにも行きたいです!

 最後になりましたが、今回、巴里祭に参加できて非常に良い経験になりました。
本当にありがとうございました。また皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。
これからもフランスの輪が、更に広まっていくことを願っております。
Merci beaucoup! À un de ces quatre!

巴里祭