投稿者「nagano-france」のアーカイブ

2024年度 イベント情報

会話サロンのお知らせ


パリオリンピックまであと2週間となりました。
今月初めには総選挙も行なわれ、フランスの話題が何かと多いこの頃です。
今回も、各自で最近気になっていることや興味あることを話す時間にしたいと思います。

ご参加をお待ちしております。

  • 日時 2024年7月24日(水) 16時30分~18時
  • 場所 マルクニ(権堂町アーケード内)
    場所 中央通り側からアーケードに入ってすぐ右側にあります。
  • 会費 1,000円(飲物込み)

出席のご連絡は、杉浦(sugibonjour@ybb.ne.jp)までお知らせください。


会話サロンのお知らせ


今回は「最近気になっていること、または興味あることをフランス語で話す」時間にしたいと思います。
パリオリンピックまであと1か月、もちろんその話題でも!

ご参加をお待ちしております。

  • 日時 2024年6月19日(水) 16時30分~18時
  • 場所 マルクニ(権堂町アーケード内)
    場所 中央通り側からアーケードに入ってすぐ右側にあります。
  • 会費 1,000円(飲物込み)

出席のご連絡は、杉浦(sugibonjour@ybb.ne.jp)までお知らせください。


総会&落語会のご案内

 2024年度総会にはフランス人落語家シリル・コピーニさんをお招きして落語会を開催します。シリルさんは現在、日本とフランス両国で落語を広める活動をされ、昨年行ったパリの「オランピア劇場」での口演も大好評でした。
日本においてはもちろん日本語での口演ですが、時々フランス語を交えての巧妙な語り口は独特で、落語の世界に引き込まれます。この機会にぜひお聴きください。

  • 月日 2024年7月13日(土)
  • 場所 メトロポリタン長野「梓」
  • 時間 ① 総会 10時30分~11時
    時間 ② 落語会 11時~11時50分
    時間 ③ 懇親会 12時~14時
  • 会費 ①のみ 無料
    会費 ②のみ 2,000円
    会費 ②+③ 7,000円(食事・ワイン・ソフトドリンク込み)
    会費 *会員・非会員ともに同額

参加申込み 杉浦(sugibonjour@ybb.ne.jp)までご連絡ください。
参加申込み 申込み締切りは、6月30日です。

シリル・コピーニさんプロフィール
南仏ニース出身
1991年 フランス国立東洋文化研究所(イナルコ)入学
1995年 信州大学人文学部留学
1997年 日本語修士取得・イナルコ卒業
2001年 来日・在日フランス大使館
2011年~ 落語パフォーマンスを本格的に始め、翻訳も手掛ける。
日本、フランスで幅広く活躍中。


会話サロンのお知らせ

長い連休が終わりましたが、それぞれに楽しくお過ごしだったことと思います。
今回は、連休中にフランスにお里帰りされたGéraldineさんのお話を中心に、参加者の方々からもお休み中の過ごし方をお聞きしたいと思います。
ご参加をお待ちしております。

  • 日時 2024年5月15日(水) 16時30分~18時
  • 場所 マルクニ(権堂町アーケード内)
    場所 中央通り側からアーケードに入ってすぐ右側にあります。
  • 会費 1,000円(飲物込み)

出席のご連絡は、杉浦(sugibonjour@ybb.ne.jp)までお知らせください。


会話サロンのお知らせ

今回の会話サロンでは、先月出張で中国とマカオに行かれたGéraldineさんがその報告をしてくださいます。
「聞くだけ」という方も、どうぞお気軽にご参加ください。

  • 日時 2024年4月17日(水) 16時30分~18時
  • 場所 マルクニ(権堂町アーケード内)
    場所 中央通り側からアーケードに入ってすぐ右側にあります。
  • 会費 1,000円(飲物込み)

出席のご連絡は、杉浦(sugibonjour@ybb.ne.jp)までお知らせください。

フランス語会話サロン 2024年6月報告

SALON DE CONVERSATION EN FRANÇAIS
フランス語会話サロン

Géraldine さん中心に行われる会話サロンは、フランス語ネイティブスピーカーを交えて自由なお喋りを楽しんでいます。開催日は毎月メールでお知らせしていますので、どなたでもお気軽にご参加ください。

13 mars 2024 :
M. et Mme Ono nous ont raconté leur aventure de traduction du livre (752 pages !!) de leur ami, Claude Leblanc, « Le Japon vu par Yamada Yoji » du français en japonais.
Yamada Yoji, cinéaste le plus populaire du Japon, est connu surtout pour sa série de films « c’est dur d’être un homme », mettant en scène le personnage « Tora san » et produits entre 1969 et 2019. Jusqu’à fin mars 2024, la maison de la culture du Japon (Metro Bir-Hakeim) à Paris, projetait les 50 films de Tora san sous le thème « 1 an avec Tora san », afin de faire découvrir au public français ce personnage attachant et plein d’humanité.

Nous avons aussi parlé des blocages de routes en France par les agriculteurs en colère contre la hausse des coûts et les conditions de travail très difficiles ; de maladies infantiles comme la rougeole, la varicelle et les oreillons, et de vaccins.

17 avril 2024 :
Géraldine nous a montré des photos de sa visite en Chine (Shunde) et à Macao en mars.
Shunde est près de Guangzhou (Province de Canton). Les restaurants traditionnels présentent les ingrédients (poissons, fruits de mer, viandes) a l’entrée. On choisit ce que l’on veut manger, en précisant comment le cuisiner… et ce met est servi à table !



Il est possible de traverser la frontière entre la Chine et Macao à pied, en quelques minutes, à Zhuhai. Macao est constitué d’une presqu’île et de plusieurs îles, ou se trouvent les célèbres casinos et grands hôtels. Macao était sous protectorat portugais pendant de nombreuses années, et a été « rendu » à la Chine il y a 25 ans. C’est maintenant une province Chinoise à statut spécial.

Une partie de la population est encore d’origine portugaise. Le chinois et le portugais sont les deux langues officielles. C’est un « coin de l’Europe » en Asie.



Casinos et hôtels côtoient les églises datant du 16eme siècle.

15 mai 2024 :
Manami Iwasaki, qui est pianiste, a participé pour la première fois au salon.
La discussion était bien animée sur des thèmes très variés : appareils auditifs, piano, arnaques, criminels et yakuzas, pâtisseries de Nagano, et les différentes compagnies aériennes, les routes pour aller en France et les repas à bord…
M. Hara va aller en Espagne cette année visiter des églises romanes. Nous espérons découvrir ses photos à son retour !

  • 開催日   月1回水曜日 16時30分から18時
  • 場所    マルクニ 長野市権堂町アーケード
  • 会費    飲み物代込み 1000円
  • 出席のお問い合わせは、杉浦sugibonjour@ybb.ne.jpまでご連絡ください。

フランス語サロン松本クラス 2024年6月報告

月2回 隔週土曜日 10時~11時30分
場所 松本市市民サポートセンター2Fセミナー室
講師 吉田正明先生
受講料 一回2000円

フランス語サロン松本について 櫻井 忍

 私は松本市在住の櫻井忍と申します。フランス語サロン松本のレポートを依頼されましたので、サロンの雰囲気等をお伝えしたいと思います。
 私は一応フランスに行った事もあり、カナダのケベック州の会社の日本支社で働いていますが、フランス語は発話はできるものの会話が成立しないレベルです。独学に限界を感じ、昨年からNHK文化センターで開講されていた吉田先生のフランス語講座を受講していました。
フランス語サロン松本は、NHK文化センターで開催されていたフランス語講座が建物の老朽化のため閉鎖されたことを受け、松本市市民活動サポートセンターで長野日仏協会主催として開催されています。会場は松本城から近く、市役所の駐車場が無料で利用できます。また、電車を利用する場合は、松本駅やJR北松本駅からも15分程度の徒歩圏内に位置しています。
 サロンのプログラムは90分のセッションで行われ、参加者はフランス語の会話や文化に関するトピックについて学びます。吉田先生によるシャンソンの歌詞の音読や文法、翻訳についての解説も行われます。吉田先生の選曲は幅広く、多様なジャンルの楽曲を通じてフランス語を楽しむことができます。
 シャンソンの他には『フランス語会話表現』と題したフランス語の日常会話の表現のコーナーもあり、こちらは吉田先生オリジナルの教材で、フランス語の日常会話表現を発音したりシチュエーションの解説があります。
 サロンは定員15名で開催され、まだ参加者数が少ないため、アットホームな雰囲気です。参加費は一回2000円で、隔週で開催されます。このサロンは松本市でフランス語を習う事のできる貴重な機会です。
 最後に、以前のNHK文化センター当時からの講座で取り上げられた楽曲のチョイスが素晴らしいので全てではありませんが、アップルミュージックのプレイリストにしたものをシェアします。アップルミュージックをご利用の方でしたらどなたでも視聴と編集ができますので、下のQRコードからアクセスして下さい。プレイリストを通じてサロンの雰囲気を感じていただければと思います。

*受講希望者は、吉田先生mayoshi@shinshu-u.ac.jpまでご連絡ください。

フランス語サロン上級クラス 2024年6月報告

月3回 月曜日 13時30分~15時
場所 ふれあい福祉センター他
講師 Dominique GRANDEMENGE先生

 フランスのニュース記事を読んで理解を深め、自分の意見を述べ合う授業です。
扱うテーマは世界中の政治、社会問題、文化など様々で、視野を広げ多くを学ぶことができます。以下は2月~5月のタイトルです。(古澤)

  • La dispute autour de la citoyenneté française submerge l’île de Mayotte (26 février)
    フランス市民権をめぐり、マイヨット島で論争が起きている。
  • Qui a été inventé en premier : le parachute ou l’avion ? (11 mars)
    パラシュートと飛行機、どちらが先に発明されたのか?
  • Comment Haïti est passé sous le contrôle de gangs (18 mars)
    ハイチはどのようにして、ギャングの支配下に置かれてしまったのか。
  • Ces communes françaises qui ont un maire mais pas d’habitant (25 mars)
    フランスには、村長はいるが誰も住んでいない自治体がある。
  • Pourquoi et depuis quand fait-on des blagues pour le 1er avril ? (8 avril)
    なぜ、そしていつから4月1日に冗談でほら話をするようになったのか?
  • La vache, animal ruminant, une nouvelle thérapie ? (15 avril)
    反芻動物の雌牛とふれあうのが、新しいセラピー?
  • Les dents de lait, vestiges de l’enfance dont on peine à se détacher (22 avril)
    乳歯とは、手放しがたい幼少期の記念物である。
  • Comment la diaspora chinoise en France a largement contribué à populariser la cuisine japonaise (15 mai)
    日本食がフランスで大衆化したのは、そこに暮らす中国離散民のおかげである。

*見学のお問い合わせは、両クラスともに下記にお願いします。
杉浦 真理子 sugibonjour@ybb.ne.jp

フランス語サロン初級クラス 2024年6月報告

月3回 金曜日 10時30分~12時
場所 ふれあい福祉センター他
講師 Dominique GRANDEMENGE先生

ドミニク先生のご指導のもと、テキスト「FESTIVAL」を使い、初歩の文法や発音を勉強しています。とても楽しいクラスです。興味のある方はお気軽に見学にいらしてください。ある日のクラスの様子です。(柄澤)

フランス語サロン(初級) 中島 奈穂子

 Bonjour, je m’appelle Naoko Nakajima ,en français Hélène. Enchantée! 中島奈穂子と申します。
 昨年12月からフランス語サロン(初級)に入会しました。Dominique先生のもと、メンバーはそれぞれフランス語の名前で呼び合い、文法、会話、お喋りととても楽しい授業です。今度こそ、英語から無理やり拵えた「インチキフランス語」からの脱却をと願っています。
 ここ長野に移住したのが27年前。県短大で閉学までの21年間、講師を務めておりました。それ以前は東京と、ドイツにも2度住んでおりました。自分の留学でミュンヘン、夫の留学でベルリンに。専攻は音楽、ピアノ科です。(今は仕事で英語その他も教える機会を頂いています。)
 ドイツの教育は小学校〜大学すべて、外国人留学生もドイツ人同様に無料です。(現在は一部の州を除く。)勿論大学での留学生受け入れ枠も限られていて競争はありますが、学生になれば様々な優遇もあり恵まれています。ドイツの高校から大学に入学する場合、とてもハードな大学入学資格試験を数年かけて準備し、高校の成績との合計点で行ける大学と学部が決まります。厳しく狭き門だと聞きます。
 二つの町に住んで保守的なミュンヘンと自由で新しいベルリンの違いも面白かったけれど、共通して感じたことは皆が個人の生活を大事にしていること。日々の仕事はキチンと効率よく済ませ、休暇をたっぷり(一年に一ケ月は有給を)取って趣味や旅行、週末も家族と、或いは友人を招いて過ごしたりと、ゆったりとした時間をとても大切にしています。他方、政治や環境にも皆がとても敏感で、一人一人が意見をしっかり持ち話します。こうした傾向はフランスでも同じかもしれません。
 もしまたヨーロッパに行けたら是非フランスも廻って、今度はインチキじゃないフランス語で旅行したいものです。いつになるかな?(円安だし……)

フランス語会話サロン 2024年3月報告

SALON DE CONVERSATION EN FRANÇAIS
フランス語会話サロン

Géraldineさん中心に行われる会話サロンは、フランス語ネイティブスピーカーを交えて自由なお喋りを楽しんでいます。開催日は毎月メールでお知らせしていますので、どなたでもお気軽にご参加ください。

14 fevrier 2024 :
Aujourd’hui, c’est la Saint Valentin, et nous avons été très gâtés avec beaucoup de chocolats que nous avons dégustés en papotant !
Sayuko nous a présenté des photos de son voyage à Colmar (Alsace). Il y avait beaucoup d’ours en peluche blancs aux fenêtres des maisons. Tout a commencé pendant la pandémie du Covid-19 : pour redonner le sourire à la population, des restaurateurs ont installé des peluches sur des chaises. Trouvant cette action très sympathique, un hôtel de Strasbourg a décoré ses fenêtres de nounours. Ainsi était née cette nouvelle coutume qui met de la gaîté dans les rues et fait sourire les passants.

Au musée du chocolat « choco-story » de Colmar, il y avait beaucoup d’objets faits en chocolat : la Statue de la Liberté, des mannequins habillés en chocolat, et bien sur la possibilité de déguster du chocolat…
A Paris, Sayuko s’est rendue Rue de Maubeuge, à la pâtisserie « Rayonnance », tenue par 2 japonaises.

Bernadette(Mariko Sugiura) revient de Paris, où elle a passé une semaine à beaucoup marcher, prendre le métro et visiter des endroits insolites comme le Musée de la Poste (15ème) ou était expliqué le système de Poste pneumatique de Paris.
La Poste pneumatique de Paris était le système de tubes pneumatiques desservant Paris entre 1866 et 1984. Ce réseau géré par les P&T permettait d’acheminer, souvent en moins d’une heure, des messages, dits « pneus » ou « petits bleus » dans l’ensemble de la capitale française et à Neuilly. En 1934, année de sa plus grande extension, le réseau fait 427 km2. Il dessert les 130 bureaux de la capitale et distribue une dizaine de millions de correspondances par an.

Le bureau de Poste pneumatique de la Bourse de Paris. Fin 19eme siècle.

Dans l’église de Saint Francois Xavier (Paris 7ème), Bernadette a pu voir la crèche aux 1000 santons, qui représente tout un village, et bien sûr la scène de la nativité.

Les santons de Provence sont de petites figurines en argile rouge, moulés, cuits et ensuite décorés à la main. Le savoir-faire des santonniers de Provence est une pratique inscrite à l’inventaire du patrimoine culturel immatériel en France en 2021.

  • 開催日   月1回水曜日 16時30分から18時
  • 場所    マルクニ 長野市権堂町アーケード
  • 会費    飲み物代込み 1000円
  • 出席のお問い合わせは、杉浦sugibonjour@ybb.ne.jpまでご連絡ください。

フランス語サロン上級クラス 2024年3月報告

上級 月3回 月曜日 13時30分~15時
場所 ふれあい福祉センター他

 フランスのニュース記事を読んで理解を深め、自分の意見を述べ合う授業です。
扱うテーマは世界中の政治、社会問題、文化など様々で、視野を広げ多くを学ぶことができます。以下は11月~2月のタイトルです。(古澤)

  • Au Canada, des randonneurs secourus après avoir suivi un «sentier fantôme» sur Google Maps. Il ne faut pas croire tout ce qui est écrit cartographié sur le web. (27 novembre)
    カナダで、ハイカーがグーグルマップ上の「幽霊の道(実在しない道)」をたどったところ遭難してしまった。のちに救助されたが、ウェブ上の地図を信じてはいけない。
  • À une époque pas si lointaine, les écoliers buvaient du vin à la cantine (4 décembre)
    そう昔ではない頃に、小学生も学校の食堂でワインを飲んでいた。
  • Uniforme à l’école : pour de nombreux jeunes, une “tenue unique” les “priverait de leur personnalité” (11 décembre)
    学校の制服について。多くの若者達は「制服」を、彼らの個性を奪い取るものと考えている。
  • Notre-Dame de Paris, les dernières nouvelles (18 décembre)
    パリノートルダム大聖堂、最新ニュース
  • Contre les selfies qui polluent les plus belles zones touristiques, il y a des solutions (15 janvier)
    美しい観光地を台無しにしてしまう自撮り写真。それに対する解決策。
  • JO 2024. Des taxis volants à Paris : c’est quoi ce projet et pourquoi est-il très critiqué ? (22 janvier)
    2024年パリオリンピックでの空飛ぶタクシー。それはどんな計画でなぜ批判されるのか?
  • Guerre Israël-Hamas : cet habitant de Tel Aviv espère la paix en 2024, mais «pour danser, il faut être deux» (5 février)
    イスラエル・ハマスの戦闘。テルアビブの住民は、2024年に平和が訪れることを願っている。しかし、「ダンスを踊るには、二人必要だ(合意に達するかは、両者にかかっている)。」
  • Faut-il retirer le permis de conduire aux personnes âgées ? (19 février)
    運転免許証を高齢者から取り上げるべきか?

テキストのおかげで 杉浦 真理子

 月曜日の上級クラスのテキストは、前週の木曜日頃に配信される。どのニュース記事をテキストにするか、ドミニクは毎回苦労されているようだが、受け取る私たちにとっては「今度はどんな話題だろう」と楽しみでもある。

 1月23日から31日まで、4年半ぶりにパリの街を歩いた。この時期にしては珍しく毎日青空。気温も日中は14度くらいで、散策には最高だった。真っ先に訪れたのは、Cathédrale Notre-Dame de Paris。
 12月のテキストはノートルダムの最新の修復工事についての記事「Notre-Dame de Paris dernières nouvelles」だった。『枠組みされた尖頭部分に十字架がつけられ、パリ大司教の祝福を受けた後クレーンによって運ばれ、再びパリの空に姿を現した』というニュースを読んだ時、私の心はすでにパリに飛んでいた。
サン・ミシェルでバスを降りてしばらく歩くと、ノートルダムの正面が目の前に現れる。テキストで読んだ尖頭は、鉄骨で囲まれているものの、確かに以前の高さに達しているように思われた。
 1859年にヴィオレ・ル・デュックが建てたものと同じ形に復元され、頭頂部には、フランスのシンボルである雄鶏も取り付けられているはずだが、それを肉眼で見るのは難しい。大聖堂の周りをゆっくり廻り、今度はサン・ルイ橋からセーヌ越しにまたゆっくりその姿を眺める。もっと痛々しい姿を想像していたが、セーヌの向こうに立つ姿は以前と変わらず神々しく堂々と、私の目には映った。
 12月には「Uniforme à l’école」(学校での制服着用)の話題も学習した。滞在中フランス人友人宅に食事に招待された時のこと。久し振りの再会に話が弾むが、ふと会話が途切れる瞬間がある。私がこのことを話題にすると、また一気に話が盛り上がり、制服から今のフランスの教育にまで及び、若き首相ガブリエル・アタルの話まで広がる。ちなみに、友人夫妻は制服賛成とのことだった。
 またある日は別の友人とカフェで待ち合わせ。私がMusée de la Poste(郵便博物館)に行くと話したら、「マリアンヌの切手を見てね」と友人。その時脳裏に浮かんだのは「Voici les surnoms de la France」(フランスのニックネーム)のテキストで、フランスのニックネームのひとつであるマリアンヌについてドミニクと話をしたこと。それからまた話が広がったことは言うまでもない。
 その他にもテキストで扱った「Punaises de lit」(床じらみ)を話題にすると、どの友人も顔をしかめながらその時の様子を話してくれた。

 毎回授業が終ると「ああ~、もっと予習すればよかった」と自分のいい加減さを後悔するのだが、1時間半じっくりとテキストと向き合うとそれなりに自分のものになっているのだなと思い嬉しかった。このテキストのおかげで視野が広まり、話題提供もできる。
 今さらながら素晴らしい授業を受けていることに感謝しつつ、今後はもう少し真面目に予習復習しよう!と思ったのではあるが・・・。

*見学のお問い合わせは、両クラスともに下記にお願いします。
杉浦 真理子 sugibonjour@ybb.ne.jp

フランス語サロン初級クラス 2024年3月報告

ある日の『フランス語サロン(初級)』ー8 柄澤 良子

 今日は、2023年最後のサロンの日です。午前中は、いつも通りの勉強です。でも、この後にはお待ちかねの楽しい忘年会&クリスマスパーティーが待っています。
 今回もJean-Michelが素晴らしい会場を選んでくれました。写真を見て仲間入りしたくなった方はいませんか?傍らのテーブルには持ち込みのワインが何本もあります⁈
 早速、hors-d’œuvreが配られました。 Bon appétit !