投稿者「nagano-france」のアーカイブ

フランス語サロン上級クラス 2023年12月報告

上級 月3回 月曜日 13時30分~15時
場所 ふれあい福祉センター他

 フランスのニュース記事を読んで理解を深め、自分の意見を述べ合う授業です。
扱うテーマは世界中の政治、社会問題、文化など様々で、視野を広げ多くを学ぶことができます。

De temps en temps 鎌倉 貴久

 ドミニク先生の講座に参加させていただくようになって、15年以上が経とうとしています。すでに古参のメンバーとなっているはずなのですが、継続的にクラスのみなさんと学習ができているわけではなく、随分と時間を空けてしまってから、みなさんと顔を合わせることが多くなってきました。
 長野市内の高校で勤務していた時期には、平日の昼下がりという時間帯であるにもかかわらず、かなりの頻度でクラスに参加をしていたこともあり、月曜日の午後に担当する授業が入っていない時間割を目にした年などは、ここは通年でフランス語学習に充てようと自分の中で決めていました。
 長野を離れてしまってからは、当然ながらその頻度もずっと落ちてしまいました。しかしながら、かつては郵送で、そして現在はメールでテキストを送っていただいており、それを開くとたちまち、フランス語とクラスの楽しい雰囲気がよみがえってきます。
 タイトルを眺めて、テーマとして扱われている内容を推察しながら、本文の読解へと進みます。語学の教員ではあるので、構文であるとか文法であるとか、そういう面からは、本当に正しく解釈されているのかは別として、どんどんと文章の理解が進むのですが、なかなかに苦労することもあります。最新の話題を扱っているだけに、手元に置いて使っている辞書には掲載されていない語句も多く、載っていたとしても、明らかに別の意味合いで使われていそうな場合もあります。
 また、Wiktionnaire などのle dictionnaire libreのネット検索もするのですが、Pas dans d’autre langue つまり、日本語はもちろん、英語などでの説明には辿り着けず、立ち往生してしまいます。こんな時には、それこそ「クラスに参加できたら、ドミニク先生やクラスのみなさんに訊ねられたら」などと、クラスへの参加ができないことが残念でなりません。そんな時でも、「~できたら」という気持ちを、条件法や接続法を使ってフランス語で書いたりして、自分なりのフランス語の学習が、不思議なくらい倦むこともなく続いていきます。まあ、暇人だということもありますが。
 私自身では語学力が上達していく実感はまったくないのですが、この自分なりの学習の成果なのか、DELF DALFでのProduction écriteだけは、ほぼ満点が取れるようになりました。これも、送付されるテキストのおかげなのかなと考えつつも、クラスのみなさんと共有できる時間が少しでも増えれば思っています。

*見学のお問い合わせは、両クラスともに下記にお願いします。
杉浦 真理子 sugibonjour@ybb.ne.jp

フランス語サロン初級クラス 2023年12月報告

指導 Dominique GRANDEMENGE 先生

初級 月3回 金曜日 10時30分~12時
場所 ふれあい福祉センター他

ドミニク先生のご指導のもと、テキスト「FESTIVAL」を使い、初歩の文法や発音を勉強しています。とても楽しいクラスです。興味のある方はお気軽に見学にいらしてください。ある日のクラスの様子です。(柄澤)

ある日の『フランス語サロン(初級)』-7 柄澤 良子

 今日は15課:オープン・ツアーバス利用の≪Découvrir Paris en bus avec l’Open Tour≫ “パリの名所めぐりの巻き”です。
 「あれっ、このl’Open Tourって英語?」「パリの人は乗らないでしょ!外国からの旅行者が利用するのよ…それとお上りさんね」皆さんガヤガヤ…。
 先生の声です。「このバスはParisの名所を2時間かけて巡回していて各名所で乗降できます。しかも年中無休!1日券と2日券があります。券はホテルのフロントでも、バスに乗っても買えます。車内では英語とフランス語の解説があります。途中で降りて散歩したり、カフェのテラス席で一寸一杯、美術館に入っても、公園でゆっくり過ごして、またバスに乗るのもOK。」
 すると質問。「このバスツアーって今もやってるの?」「このテキスト何年版?」「20年位前のらしいよ⁉」
 そこでCivilisation/Touristes : Bienvenue à Paris! が、助け船です。〔Parisiensは、旅行者に対してお高くとまっていて、どうも感じが良くないとの評判がある〕ことを気にしたパリ観光協会は、2000年から毎夏《Votre été à Paris!》のキャンペーンを始めました。夏のあいだ中、200人の若者を《お・も・て・な・し大使》に任命、午前10時から午後7時まで14ケ国語を駆使して旅行者に対応することにしました。彼らは、ピンクのtee-shirtに黄色のジャケットと帽子で、いつも微笑みを浮かべ、空港・駅・地下鉄など旅行者のいる場所にいます。彼らは、どんな質問にも答え、様々な情報を与え、案内図やガイドブック、パンフレットを配ってくれます。…サロンの仲間には、これらの若者のお世話になった人はいないようです。もしかしてこのキャンペーンも終了したのでしょうか。2024年の夏にParisにお出かけになる方は、─どこからか「ムリ・ムリ・ムリ!オリンピック最中だよ…」─ではその翌年に、ピンクのtee-shirt、黄色のジャケット帽子の若者を探してみてくださいね。それとも、l’Open Tourのバスを試してみることもできるでしょうか。Bonne chance!

ノエルの会 [2023.12.9]

ノエルの会 À Matsumoto! 矢島 真理子

 12月とは思えない暖かく穏やかな9日土曜日、松本駅近くの地中海料理店「セロニカ」でノエルの会が行われました。
今回はビジターの方が3人(+2歳の坊や)参加され、総勢24人。松本市を中心に、安曇野市、岡谷市、茅野市、長野市、佐久市などから出席です。新入会員の方や初めてお会いする方との交流もとても楽しみにしていましたが、ちょっとお店のスペースが足りず自由に動き回れなくて残念!でも、コース料理やワインを頂きながら自己紹介が始まり、皆さんの近況を知ることができました。
あっという間に2時間が経ち名残惜しくも散会の時間となりましたが、今後はコロナ禍前のように催しが増え、会員同士の交流が益々盛んになれば良いなと思いました。

フランスにおけるブランドプロモーション及びファンネットワーク構築

フランスにおけるブランドプロモーション及びファンネットワーク構築
―長野とフランスをつなぐ―

杉浦 真理子

 フランスにおける長野ブランドの認知拡大と理解促進を図るという目的で、パリで活躍されている長野県出身者および在仏長野ファンのネットワークを構築するというプロジェクトが発足しました。7月の総会で少しお話ししたので、ご記憶の方もいらっしゃるかと思います。
長野サイドでは、「長野県のブランド力向上」を掲げている長野県営業本部のメディア・ブランド発信の担当の方々が、日々活動の窓口を模索しているところでした。そしてお互いのコンセプトが一致し、この度本格的にプロジェクトが動き出しました。県の担当の方は「ただの商品」をPRするのではなく、そこにまつわる歴史や文化や伝統を伝えていきたいとおっしゃっています。
そして10月2日、長野県庁においてキックオフ会議が行われました。フランスからは、分子ガストロノミー研究の最前線に立つラファエル・オモンさんと、プロジェクトリーダーの熊井淳さん(安曇野市出身)が来日されました。
長野日仏協会からは吉田会長はじめ9名が出席。オモンさんが長野県の食材に興味を持たれているので、協会会員のシェフやパティシエにもお声がけしたところ、「レストラン・シェマサ」の鶴田シェフ、「パティスリ・トレゾア」の竹内さん、「パティスリ・ヴァンセット」の水野さんがご参加くださいました。
分子ガストロノミー(cuisine moléculaire)とは、「調理の過程で食材が変化する仕組みを分析して解明し、化学的観点から調理法、味覚、風味、食感などを形式化する」もので、食材を構成する分子解析によって、料理の可能性がより広まるとのこと。
例えば、チョコレートには400の分子があり、それぞれの特徴を分析すると無限の組み合わせが生まれるとオモンさんはおっしゃっています。今パリで注目されているショコラティエ「Les trois chocolats paris」(世界的ショコラコンクールClub des Croqueurs de Chocolatsで、インスピレーションアワード賞を受賞)では、長野県産わさびと味噌を使って新たなレシピを考案し、10月末にパリで開催された「サロン・デュ・ショコラ」に出展したそうです。
長野からは、リアルな長野を在仏長野ファンの方に知っていただくために、県のインスタグラムをツールにした情報発信が開始しました。(アカウントとQRコードを掲載したので、ぜひご覧ください)
今まさに始まったばかりのプロジェクトですが、長野とフランスをつなぐ今後の動きがとても楽しみです。コロナ禍で停滞していた「日仏交流」が、一気に動き出した感があります。長野日仏協会が25年前の発足当時に掲げた会則に「長野県とフランス、ならびにフランス語圏諸国との交流を促進する事業を支援する」の一文がありますが、このプロジェクトはまさにこれに一致すると思います。
これを機に長野に魅力を感じるフランス人が増え、たくさんの方をお迎えできますように!

長野日仏協会 2023年度総会報告

長野日仏協会の定例総会行事に参加して 上原 純子

 2023年7月9日、ホテルメトロポリタン長野での、長野日仏協会25周年定例総会とM.Ludovicコンサート、そして懇親会に参加させて頂きました。私にとって長野日仏協会は、憧憬と遠望の対象でした。今回、行事に参加をご許可下さった吉田先生や、会の皆様に心から感謝いたします。
 総会当日、早めに長野に着いた友人と私は、会場確認のため12階に行ってみました。すると人の流れで、あっという間に受付が済み、おこがましくも定例総会から出席することとなったのです。
 Ludovicさんの心揺さぶられる歌、美味しいコース料理を堪能しながら、私は仏語と出会った日々を懐かしく思い出していました。
 「フランス語の社内研修に参加しませんか?」とは、上司の言葉。昔の話ですが、私は当時銀座に本社のある自動車会社の海外部に勤務していました。参加した社内研修は半年間。たまたま大学で第二外国語として仏語を選択してありましたので、仏語基礎の基礎を人生の前半に学習できたことは幸いでした。
 かつて、クリスマスから正月の1週間を、旅人としてパリで過ごしたことがあります。市内定番スポットをはじめ、モンサンミッシェル、ヴェルサイユ宮殿、フォンテーヌブローなど。はじめて通じた仏語は小さな街のお土産物屋さんでの値段交渉でした。食事は、モンサンミッシェルでのオムレツとシールドワインが記憶に残っています。
 現在、私は松本でボランティア英語ガイドをしています。以前よりも仏語圏の観光客が増えているように思います。私が、挨拶とガイドの導入部だけ仏語で行うと、お客様は私の仏語のつたなさと珍しさに驚き、破顔し、激励してくれます。
 私にとって英語は、自ら選んだ語学です。仏語は人生を豊穣にしてくれる「第二外国語」でした。しかし、長野日仏協会に入会を許された今、私は仏語をも自ら選び取ったことを自覚しました。これからもずっと、仏語や仏文化に触れられれば、とても嬉しいです。

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フランス語会話サロン 2023年9月報告

SALON DE CONVERSATION EN FRANÇAIS
フランス語会話サロン

Géraldineさん中心に行われる会話サロンは、フランス語ネイティブスピーカーを交えて自由なお喋りを楽しんでいます。開催日は毎月メールでお知らせしていますので、どなたでもお気軽にご参加ください。以下、6月のサロンの内容です。

 

28 juin 2023 :
Aujourd’hui nous nous sommes retrouvés dans le nouveau local de Marukuni, à Gondo. C’est plus petit que le local précédent, mais l’accueil est toujours aussi chaleureux, et nous avons bien discuté, assis autour de la grande table en bois.
M. Hara nous a montré des petits films présentant les photos qu’il a prises durant son voyage en Europe (Belgique, Allemagne, Pays-Bas, France). Il est passionné d’art Mosan et aime visiter les églises dans toutes les villes où il va.
Simon nous a raconté son étonnement à voir autant de personnes mendiant dans le Métro à Paris. Les personnes jouant de la musique dans le Métro doivent avoir un permis. Les mendiants, par contre, sont hors la loi.
Les Shiba et autres chiens de race japonaise sont à la mode en France. On en voit de plus en plus.

202309_1.jpgEntrée de Métro à Paris

202309_2.jpgun chien Shiba

 

  • 開催日   月1回水曜日 16時30分から18時
  • 場所    マルクニ(権堂アーケード内に移転しました)
  • 会費    飲み物代込み 1000円
  • 出席のお問い合わせは、杉浦sugibonjour@ybb.ne.jpまでご連絡ください。

フランス語サロン上級クラス 2023年9月報告

上級 月3回 月曜日 13時30分~15時
場所 ふれあい福祉センター他

 フランスのニュース記事を読んで理解を深め、自分の意見を述べ合う授業です。
 扱うテーマは世界中の政治、社会問題、文化など様々で、視野を広げ多くを学ぶことができます。以下は6月~8月のタイトルです。(杉浦)

 

  • Encadrement des loyers : Paris «ne peut pas encadrer le prix des locations touristiques» (5 juin)
    家賃規制:パリ市は、観光客向け賃貸住宅家賃の規制ができない。
  • Agriculture intensive : voici pourquoi l’Europe a perdu un quart de ses oiseaux en 40 ans (12 juin)
    集約農業:これがヨーロッパで、40年間に1/4の鳥がいなくなった理由だ。
  • Pourquoi il est interdit de sourire sur notre photo de passeport (26juin)
    笑ったパスポート写真が禁止されている理由
  • Ces favorites royales qui ont marqué l’histoire de France (3 juillet)
    フランスの歴史に名を刻む王の寵愛者たち
  • Vos vêtements sont peut-être en train de vous empoisonner (mais il y a des solutions) (10 juillet)
    あなた方が身に着ける服が、あなた方を汚染しているかもしれない。(でも解決策はある)
  • Philippe Meirieu : «Ce n’est pas la longueur des vacances scolaires qui est néfaste, c’est l’absence d’activité» (24 juillet)
    生徒にとって有害なのは学校のヴァカンス(夏休み)の長さではなく、その間何もせずに過ごすことにある。
  • JO 1912 : la mystérieuse disparition du marathonien Shizo Kanakuri lors des jeux de Stockholm (7 août)
    1912年オリンピック:ストックホルムオリンピックでの、マラソン選手金栗四三の謎の行方不明

 

フランス語サロン上級講座に参加して 海尻 早百合

 私が長野でフランス語を再び勉強し始めたのは、長野オリンピックの前、ボランティア養成講座が始まった時でした。そのクラスで初めてお会いした古澤さんと今もまだドミニク先生のクラスで共に学んでいることにびっくりしています。それから25年以上になるのに、私はあまり上達していなくて、上級なんておこがましく、せめて中級と言えるかなとずっと思っています。ひょっとしたら更に後退しているかもしれません。何年か前、旅行サロンでバスク地方に行った時、フランスではおなじみのストに直面して、BiarritzからParisまで飛行機が飛ばなくて、ホテルのマダムとその事について何度も話して調べてもらった時に「今まで日本人は何人も泊ったけれど、みんなカタコトのフランス語で、あなたのフランス語はとても自然で、何の問題もない」、旨の事を言われたのが今までの私のフランス語人生で最大の誉め言葉でした。もちろん、その当時外国語センターの夜のクラスで毎週ドミニク先生のクラスを受けていました。
 今のフランス語サロンは初めて立ち上げた頃に古澤さんにお誘いいただいて参加していたのですが、仕事が忙しくて何年か全くフランス語に関われない時期があり、なんとか再び参加させていただいて、今に至っています。社会問題を取り上げる事が多くて日本語でも色んな事が全く理解できない私にとって、クラスの皆さんの博識には驚くことが多くて、感服するばかりです。
 ドミニク先生は参加者全員のspécialité(専門分野)をよく分かって、内容によってそれぞれに対して特に質問をぶっつけてくださいます。私にはパンやケーキ、その他の料理について。以前パンの話題の日があって、その時にパンの種類の話をしたらドミニク先生がchampignonを知らない事にビックリ!私の教室では何十年も作っているフランスパンなのですが、そう言えばフランスでは見なかったなと改めて思いました。ドミニク先生の話で小さい頃から焼きたてのフランスパンを食べるとお腹によくないので、2日位過ぎたパンをカフェオレに浸して食べるのが良いと言われたそうです。私の認識ではパンは焼き立てが最もおいしくて最も消化が良いはずなのでどういうことだったのでしょうか?フランスパンも今ではあまり堅くなく少しまわりが柔らかいパンが好まれるということですが、フランスのパン事情も年と共に変わりつつあるようです。日本ではおなじみのアンパンやメロンパンの並んだパン屋さんがパリにもあって、とてもフランス人に人気だそうですから。でも私の一番大好きなパンはやっぱりフランスパン!Pain traditionnelと呼ばれるものですが、全く同じ生地でも形も名前も味も様々です。一番知られているのは”細い棒”のbaguetteですが、同じ長い形でも重さと長さでフィセル(ひも)、バゲット、バタール(中間の)、パリジャンとあって他にもブール、クッペ、シャンピニオン、タバチュール等々のフランスパンがあります。私はまん丸のブール(boule)も大好きです。生地がもちっとしていてお店で見つけるとつい買ってしまいます。今はほとんど家で食べるパンは焼いていますが、フランスパンは、材料はとてもシンプルなのですがいろいろ手間がかかるので今パンを食べたいと思ってもすぐにはできなくて、なかなか家では焼けないのが現状です。
 私の仕事場ではパンの名前だけでなく、フランス語が良く登場します。その度に先生達や生徒さんからその意味や発音を聞かれるので少しはフランス語サロンに参加させていただいていることが役に立っているようです。日本語すら忘れてなかなか思い出せない今日この頃、月曜日の午後は少しでもフランス語に接してクラスの皆さんからいろんな事を教えていただきたいと思っています。

 

*見学のお問い合わせは、両クラスともに下記にお願いします。
杉浦 真理子 sugibonjour@ybb.ne.jp

フランス語サロン初級クラス 2023年9月報告

指導 Dominique GRANDEMENGE 先生

 

初級 月3回 金曜日 10時30分~12時
場所 ふれあい福祉センター他

ドミニク先生のご指導のもと、テキスト「FESTIVAL」を使い、初歩の文法や発音を勉強しています。とても楽しいクラスです。興味のある方はお気軽に見学にいらしてください。ある日のクラスの様子です。(柄澤)

 

ある日の『フランス語サロン(初級)』-6 柄澤 良子

    今日は、14課・On solde !(バーゲンですよ!)
Flora:急いで!9時開店よ。私、冬用のスラックス買いたいのよ。
Alice:で、どのお店に行くの?
Flora:勿論、デパートよ。
Alice:でも、デパートって、ブティックより高いじゃない?
Flora:今日は50%引きじゃないの⁉ バーゲンだもん。
 デパート(un grand magasin)到着です。
 会話に添えられた写真では、若い女性3人が台の上に山積みされているセーターなどを手に取って品定めしています。会話が始まります。
Flora:ねェねェ、この赤いスラックス見て!あなたのサイズ(votre taille)の40よ!
Alice:私、このグレーの方がいいわ、たったの39ユーロよ、これに決めた!
Flora:ちょっとちょっと、こっちに来て!ここの靴全部50ユーロよ。この革のブーツこの冬にいいと思わない?
    Je fais du 37.(私のサイズは37だし。)でも、これ100ユーロか~?Oui, je les achète !!(よし買った。)
 まだまだ買い物は続くようです。

 皆で何度も役割を変えて会話をします。ドミニク先生から、発音・リエゾン・アンシェヌマン等の指摘が入ります。その後は、楽しみのお時間です。

 ちょっとCivilisation(Les soldes)のコラムを覗いてみましょう。
 フランスでは、年に2回公式のバーゲン期間があるそうだ。公式?1月と7月に3週間、日程は地域によって違うらしい。50%引き~がバーゲンの最後になると更に20%引きになるとか。
 服のサイズはla taille、靴のサイズはla pointure。女性服の平均サイズは、40。最近はglobalisationで、その表示もXS・S・M・L・XL・XXL。女性靴のサイズは、35~42、平均は38とのこと。
 しばらくは、皆さんの外国での服やら靴やらの買い物体験におしゃべりの花が満開でした。