活動報告

山梨日仏協会との交流会(松本) [2008.11.03]

山梨日仏協会との交流会 西牧穂高

昨年11月3日に当協会と山梨日仏協会の交流会を塩尻市で行いました。双方から10数名ずつが参加し総勢30名近くの大交流会となりました。今回は塩尻市での開催ということもあり、両協会に縁のあるワインをテーマにした1日となりました。午前中は志学館高校のワイナリーを見学し、続いてイヅツワインを訪問しました。

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井筒ワイン

著名なワイン評論家で山梨日仏協会の会員でもあられる山本博先生も参加され、イヅツワインでのテイスティングの後、貴重なお話をお聞きする機会にも恵まれました。昼食は朝日村の九十九庵で懐石料理を楽しみました。山梨からはサドヤ、長野からは志学館高校、それぞれできたての新酒とのマリアージュを堪能しました。

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九十九庵

午後は奈良井宿を散策しながら交友を深めました。つるべ落としの秋の日を惜しみつつ、黄昏の宿場町を歩くのはとても風情がありました。時間は瞬く間に過ぎ、次年度は山梨で交流会を開くことを取り決めて有意義な会を終了しました。この会を機に塩尻市の方にも当協会にお入りいただきました。

永田鉄男作品特別上映会 [2008.10.11~24]

永田鉄男作品特別上映会を終えて 杉浦真理子

昨年10月11日~24日まで、永田鉄男氏撮影による「大停電の夜に」と「うつくしい人生」を長野ロキシーにて上映しました。

果たしてチケットが売れるのか・・・最初は正直不安でしたが、語学講座のドミニク先生の多大なご協力をはじめ、多くの皆さまのおかげで私の手元にあったチケットはどんどんなくなりました。そして更に嬉しかったことは、チケットを買ってくださった方が、実際に劇場に足を運んでくださったことです。「この2週間はとても賑やかでした。」とロキシーの担当者の方からも言われました。

パリ在住の撮影監督”世界のナガタ”が長野県中野市出身であること、そして彼の映し出す映像の美しさの土台には信州の自然があることを多くの方に知っていただけたと思います。パリの永田氏からも度々ご連絡いただき、故郷への思いの強さを感じました。

「Le septième art」といわれるフランス映画。今回は10周年記念行事としての上映会でしたが、機会を見つけてこれからも地域に発信したいと考えております。今回映画をご覧になった方、感想をお寄せいただけたら嬉しいです!今後の参考にさせていただきます。最後に、ご協力いただいた皆様に心からの感謝を申し上げます。

信州大学国際シンポジウム2008 [2008.10.11~12]

信州大学国際シンポジウム2008報告 吉田正明

 

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 信州大学国際シンポジウム2008「新たな信州とフランス語圏の文化交流~歴史をさかのぼり未来に向けて~」が昨年10月11日(土)に開催され、後援した当協会も滝澤会長やマブソン・ローラン副会長が講演者、あるいはパネラーとして深く係わり、100名以上の参加者を得て盛会の裡に幕を閉じた。当日の午前中は、フランスとベルギーから招聘した3名の先生方(ラ・ロッシェル大学のYvan Daniel先生,INALCOのPascal Griolet先生、カトリック大学ルーヴェンのDimitri Vanoverbeke先生)にそれぞれの大学、あるいは研究院の様子を紹介していただき、来場者、とくに信大の学生にとってはたいへん有意義で興味深い話を聞くことができた。

お昼の懇親会は、アルプスを眺望できる6階会議室に於いて、デリカテッセン・マルクさんの美味しいオードヴルに、五一ワインさんが提供してくださった数種類の赤、白ワインを味わいながらゲストと来場者とが楽しい懇談のひとときを過ごした。高価な貴腐ワインも提供され、午後からの本番のシンポジウムのことをつい忘れそうになるくらい美酒にほろ酔い気分となった人もいたようだった。

午後の部はまずお二人の基調講演で幕を開けた。それぞれのお話は今回のシンポジウムのテーマに深く係るものであった。まず当協会の滝澤会長が「信州とフランス」という題で、過去の信州とフランスとの交流史において重要な足跡を残した人物や事柄について講演され、続いてラ・ロッシェル大学から来られたイヴァン・ダニエル先生が、「クローデルと日本」と題してフランス語で講演された。マブソンさんの名通訳もあり、それぞれの講演に対して会場の数名の来場者から質問があり、関心の高さをうかがわせた。

途中休憩をはさみ第2部では、5名のパネラーによるパネルディスカッション「日仏交流の過去、現在、未来~信州とフランスの交流史と今後の展望」が行われた。最初にそれぞれのパネラーから各自のテーマで10分程度の話題提供がなされた。滝澤会長は美術家たちの交流について、長野大学の佐々木涇(とおる)先生は島崎藤村、辻邦夫とフランスとの関わりについて、マブソン・ローラン副会長は小林一茶を中心に俳句を通じての日仏交流史について、ディミトリ・ヴァンオーヴェルベケ先生は19世紀のベルギー憲法と明治憲法の関係を通して見たベルギーと日本との交流史について、そしてパスカル・グリオレ先生は日本における教育制度の近代化に重要な役割を果たした松本出身の辻新次をはじめ日本語の近代化に尽くした信州人の紹介をされた。それぞれ興味深い話題であった。その後質疑応答があり、来場者からもたくさんの質問があり,活発なパネルディスカッションが展開された。

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パネルディスカッション

 二日目の12日(日)は「信州,フランス発見の旅」としてバスツアーを行い、蓼科のマリー・ローランサン美術館を見学し、ホテルのレストラン「ラ・クレリエール」で和気あいあいすっかり打ち解けた雰囲気のもと、楽しい昼食のひとときを味わうことができた。午後は大王わさび園を散策し、好天にも恵まれ美しい安曇野の秋を心行くまで満喫した次第である。かくして信州とフランス語圏の交流をテーマとした本国際シンポジウムは成功裡に終了したのである。

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懇親会