サロン

フランス語サロン上級クラス 2022年12月報告

上級 月3回 月曜日 13時30分~15時
場所 ふれあい福祉センター他

 フランスのニュース記事を読んで理解を深め、自分の意見を述べ合う授業です。
 扱うテーマは世界中の政治、社会問題、文化など様々で、視野を広げ多くを学ぶことができます。

 

上級クラスに参加して 矢島 真理子

 このクラスに入って6年目になります。当初は、文字は読めるけれどもうまく聞き取れない、話せないという状態で、萎える気持ちを鼓舞しながら通っていました。最近は少し光も見え、進歩を感じることもあります。例えば、A4版2枚のテキストを読むのが苦でなくなり楽しみになったこと、先生の話が大分聞き取れ、冗談にもクスッと笑えるようになったこと…。テキストの関連記事や世界のニュースも気になり、自分の世界が広がったように思えます。しかし会話となると、うろ覚えな単語を絞り出しながらあたふたするだけで中々うまくいきませんが、他の人たちの話すフランス語を聞いているのも良い勉強です。継続が力となるよう頑張りたいと思います。
 9月から11月に勉強したテキストを振り返ってみます。

  • Pompiers volontaires : qui sont ces Français qui prennent sur leur temps libre pour aider les autres ? (5 septembre)
    〈志願消防士:他人を助けるために自分の余暇を使うフランス人たちは誰か?〉
    フランスには本職でない志願消防士が197,000人おり、全消防士の80%に相当する。幾つかの条件を満たせば老若男女誰でも志願でき、職業訓練後に最少16歳から従事できる。消防士になるにはこの仕事を愛し、勇気があり、他愛的であることが必要だ。
  • Élection de Liz Truss : von der Leyen espère «une relation constructive» (12 septembre)
    〈リズ・トラスの選挙:フォン・デア・ライエン(EC委員長)は「前向きな関係」を期待する〉
    リズ・トラス氏が新首相に選ばれ、英国で3人目の女性首相が誕生した。彼女はEU離脱賛成、減税の実施を表明している。EU始め関係国の指導者たちは、ウクライナでの戦争、気候変動など数多くの試練に共に向き合おうと彼女の勝利を祝う。
  • Il faut un boycott total de la Coupe du monde au Qatar (26 septembre)
    〈カタールで行われるワールドカップは全面的にボイコットすべきだ〉
    中東の小国カタールで11月に行われるサッカーW杯は収賄や浪費などお金のにおいがする。8つのスタジアム建設における外国人労働者の劣悪な労働環境、11月でもエアコンなしではプレイできない暑さ、女性やマイノリティに対して偏見をもつ国の姿勢など、批判材料は尽きない。記者はカタールを開催国と決めた指導者たちにも怒りの矛先を向けている。
  • Italie: Giorgia Meloni, une ancienne fan de Mussolini désormais aux portes du pouvoir (3 octobre)
    〈イタリア:元ムッソリーニファンのジョルジア・メローニは今や権力掌握間際にいる〉
    右派政党「イタリアの同胞(FDI)」の党首メローニ氏がイタリア初の女性首相に就任する公算が大きい。若い頃には極右のムッソリーニをすばらしい政治家であると称賛していたが、今回の選挙では、自身のファシズムや反ユダヤ主義を否定している。彼女の最重要課題は、イタリアの国境を閉ざしイスラム化を防ぐことだ。
  • «Les aidants effectuent un travail invisible, gratuit, et ne s’en rendent pas compte» (17 octobre)
    〈介護者たちは人目につかない無償の仕事をしているが、その実感がない〉
    高齢の親や配偶者、病気の子供など近親者を介護している人たちは、それを当然のことと思い、むしろそれをしないことに罪悪感さえ持っている。自分たちは介護者であるという認識を持たず、支援を受けない人も多い。同時間の介護をする場合でも、男性は買物など外の仕事を担当し、女性は身体ケアを受け持つ傾向があり、女性の負担は大きい。
  • Pouvoir accru de Xi Jinping, exfiltration de Hu Jintao : ce qu’il s’est passe au XXe congrès du PCC (31 octobre)
    〈習近平の増大する権力と胡錦濤の退出:第20回中国共産党大会で起こったこと〉
    10月16日から22日、天安門広場にある人民大会堂で5年に1度の中国共産党大会が開催された。中国各地から2,296人の党代表者が集まり、習近平総書記が3期目入りした。最終日に、前総書記の胡錦濤氏が途中で退出させられるという前代未聞の出来事が起こった。その様子はライブ放送されていたが、中国では再放送されることはなかった。また、党大会前に習近平政権に反対し、橋に横断幕を掲げた人も出たが、逮捕されたまま戻っていないようだ。
  • Pourquoi se passe-t-on une alliance au doigt quand on se marie ? (7 novembre)
    〈結婚する時になぜ指に結婚指輪をはめるのか?〉
    絆の象徴として左手薬指に結婚指輪がはめられるようになったのは古代エジプトにまで遡る。「愛の静脈」と言われる静脈が、左手の薬指から心臓まで直接繋がっていると信じられ、そこに象徴的な物を付けるようになったという。しかし、カトリックでは左手に、プロテスタントは右手、インド人は親指、ユダヤ人は人差し指…など結婚指輪の位置も様々で、愛の静脈の理論は科学的ではない。
  • Et si les personnes qui préfèrent les animaux aux humains avaient raison? (l4 novembre)
    〈人間よりも動物の方が好きな人たちが正当だったとしたら?〉
    動物好きなフランス人。約1500万人が猫を飼い、約700万人が犬を飼っている。そのうちの51%が、友人よりも動物と過ごす方を好むという。動物は謙虚で誠実で飼い主に愛情を注ぐ。対人関係にはつきものの猜疑心、裏切り、悪意とは無関係だ。犬と暮らすことで老人たちに生きる希望が湧くことや、心臓疾患の患者の死亡率が下がったことも確認されており、アニマルセラピーはこれからも重要視される。

*見学のお問い合わせは、両クラスともに下記にお願いします。
杉浦 真理子 sugibonjour@ybb.ne.jp

フランス語サロン初級クラス 2022年12月報告

指導 Dominique GRANDEMENGE 先生

 

初級 月3回 金曜日 10時30分~12時
場所 ふれあい福祉センター他

ドミニク先生のご指導のもと、テキスト「FESTIVAL」を使い、初歩の文法や発音を勉強しています。興味のある方は見学にいらしてください。(柄澤)
ある日のクラスの様子をご覧ください。

 

柄澤 良子

 初級クラスで使っているテキストは『Festival1』で、24課まであります。9月から12課に入りました。タイトルは「Chez Susana」です。大学生のSusanaが、学部の友人2人、ÉricとThomasを自宅に招いて食事をするという設定です
 ThomasがSusana Ricci(彼女のフルネーム)に、«Tu n’as pas d’accent!» と驚いています。
 Susanaは答えました。«Mon père est argentin, mais ma mère est française. Ma sœur Rosa et moi, nous avons les deux nationalités.»
 Thomasは «Vous avez de la chance.» と羨ましそうです。
 RosaがThomasに各部屋を案内します。その間にSusanaとÉricは、テーブルセッティングをします。
 Susanaが皆を呼びます。«À table ! Ça y est, c’est prêt.»
 Thomasが «Hum! Ça sent bon! Qu’est-ce que c’est?»
 Susanaは «Ah ah ! C’est une surprise !»
 ここで会話は終わりです。
 添えられているテーブルの写真には、各自の前に皿とナプキン、フォークとナイフ、グラスが2個、そしてワイン1瓶、水のペットボトル1本、篭にパン、真ん中にcocotteだけ。Professeurによると、これはシチュウ鍋のようですとのこと。生徒からProfesseurに次から次へと質問です。「フランスでは、二重国籍が許されているのですか?」「人を招いたら各部屋・個室まで案内するのですか?日本だったらお手洗いくらいは案内しますけど…」
 人を招く時の様々なルール・エチケットについて、この12課の最後に『Civilisation / Être invité chez quelqu’un』のコラムがありました。それによると、例えば «Venez vers huit heures.» と言われた時 «Vous arrivez à quelle heure?» 答えは «20h15.» «Qu’est-ce que vous apportez?» 答えは «Des fleurs.» «Quand est-ce que vous partez?» 答えは «Vers 23h.»
 生徒全員 …?…Ah oui?…
 余談ですが、私が友人を招くときは〘会費制〙で、残ったお料理はタッパーに入れて全部持ち帰ってもらっていますけど…、フランスではこんな事しないでしょうね~

フランス語会話サロン 2022年9月報告

SALON DE CONVERSATION EN FRANÇAIS
フランス語会話サロン

Géraldineさん中心に行われる会話サロンは、フランス語ネイティブスピーカーを交えて自由なお喋りを楽しんでいます。開催日は毎月メールでお知らせしていますので、どなたでもお気軽にご参加ください。
6月と7月の内容は下記のとおりです。

 

22 juin 2022 :
Aujourd’hui il y avait presque autant de participants hommes que femmes, ce qui est rare ! Luc est revenu au salon après plusieurs mois d’absence

フランス語サロン上級クラス 2022年9月報告

上級 月3回 月曜日 13時30分~15時
場所 ふれあい福祉センター他

 フランスのニュース記事を読んで理解を深め、自分の意見を述べ合う授業です。
 扱うテーマは世界中の政治、社会問題、文化など様々で、視野を広げ多くを学ぶことができます。
 以下は5月~8月の内容となります。(杉浦)

  • Des expressions qui nous viennent de l’Histoire (30 mai)
     歴史由来の表現の数々
  • Pourquoi faut-il «toucher du bois» pour conjurer le mauvais sort ? (6 juin)
     悪運を払い除けるために、なぜ「木をさわる」べきなのか?
  • Elizabeth I, précurseure de l’État-providence (13 juin)
     エリザベス一世は、福祉国家の先駆者だった。
  • Si l’on peut boire du bon vin aujourd’hui, c’est aussi grâce aux Anglais (27 juin) (4 juillet)
     私たちが今美味しいワインを飲めるのは、イギリス人のおかげでもある。
  • Vacances d’été : ≪M’en fous du Covid-19≫… Pour ces futurs voyageurs, le déni de la septième vague de Covid-19 (11 juillet)
     夏のヴァカンス:「コロナなんてもう関係ない」と、旅行を計画する人たちはコロナ第7波を否定する。
  • Le ciment plombe la lutte contre le changement climatique (25 juillet)
     セメントは気候変動との闘いの邪魔をしている。
     (セメントから作られるコンクリートは、地球上で水に次ぐ2番目に多く使用されている物質)
  • La population mondiale devrait atteindre 8 milliards d’humains le 15 novembre prochain, selon une projection de l’ONU. Faut-il s’en inquiéter ? (1 août)
     国連の統計によれば、世界の人口は11月15日に80億に達するであろう。これは憂慮すべきことなのか?
  • L’incroyable influence de notre langue sur notre représentation du monde (8 août) (22 août)
     私たちの言語が現実認識に及ぼす、信じられないような影響について

*見学のお問い合わせは、両クラスともに下記にお願いします。
杉浦 真理子 sugibonjour@ybb.ne.jp

 

上級クラスの授業で 上村 明子

 8月8日、22日のテーマは
L’incroyable influence de notre langue sur notre représentation du monde
私たちの現実認識に,私たちが使う言語が信じられないほどの影響を与えている
 副見出しは、
バイリンガルの人たちの中には自分が異なった2つの人格を持っているような気がする人がいる でした。
 DominiqueやBernadetteは自分が日本語を話しているときとフランス語を話すときとでは違った性格が現れると感じるそうです。
 時間と空間の関連
 現実認識と使用言語の関係の例の一つとしてオーストラリア先住民の一種族Thaayorreが使う言語があります。その言語では方角を表す言葉が大変重要とされています。彼らは挨拶を交わす時、フランスでのように体調を尋ねたりしません。(ところでComment ça va?にも深い歴史があるのだそうです。)話し相手がどちらの方角に行くかということが大切なのです。そして相手はその方角を正確に東西南北で答えます。このような慣習をもつThaayorreはとても若いうちから空間の中で自分の位置を的確に知ることができるのです。
 また彼らは時間を東から西にという方向で表します。例えば話す人が南を向いているとすると時間は左から右へと表示され、東を向いているとすると体の前面から背後へと流れます。フランスやイギリスの多くの人々は時の流れを左から右へと表します。そのため彼らの場合の時間は体の位置が変わっても左から右に流れます。Thaayorreの場合、基準はその人であり時間の流れの方向はその人によって変わることになります。その世界観はフランス人やイギリス人とは違っているようですが日本人とも大分異なっていると思います。
 Thaayorreの人が真っ平らな赤茶けた荒野に一人立っていてどこかを目指してまっすぐに歩きはじめる姿が目に浮かんで来るようです。
 しかし研究者によれば、現在ある約7000の言語がこの世紀のうちに半分無くなってしまうと考えられています。その世界観も失われてしまうのでしょうか。

フランス語サロン初級クラス 2022年9月報告

指導 Dominique GRANDEMENGE 先生

 

初級 月3回 金曜日 10時30分~12時
場所 ふれあい福祉センター他

ドミニク先生のご指導のもと、テキスト「FESTIVAL」を使い、初歩の文法や発音を勉強しています。興味のある方は見学にいらしてください。
ある日のクラスの様子をご覧ください。(柄澤)

 

ある日の『フランス語サロン(初級)』-3 柄澤 良子

 今年に入って直ぐにProfesseur Dominiqueから、朗読(lecture)をしてみましょうと提案されました。
 「題材に何か希望がありますか?」と問いかけがあり、そこに生徒からの声です。
 「よく知られている寓話がいいです。」
 「私は、Jacques Prévertの詩が好きです。」…等々。
 翌週、Professeurが選んでくれた詩がコピーされ全員に配られました。寓話の 『Le Corbeau et le Renard(カラスときつね)』、『La Cigale et la Fourmi(セミと蟻)』、Prévertの『Le Bonhomme de Neige(雪だるま)』/『Le cancre(劣等生)』/『Soyez polis(礼儀正しくありなさい)』の5作品です。
 それから何回も読み、意味を取り、発音をチエックしてもらいました。どの語とどの語が”韻”を踏んでいるか、これはリエゾンするとか、してはいけないとか、アンシェヌマンとか…。
 そして、各自が自分で朗読したい題材を選びました。現在は、授業中の時間の割り振りによって何人かが自分で選んだ詩の朗読を発表しています。その都度Professeurから抑揚などの指導があります。まだとても、堂々と皆の前で発表できる段階ではありません。文字を追って読むのが精いっぱいの私達です。今年のクリスマスには、全員バッチリ朗読発表が出来るように皆一所懸命です。楽しみですね~。楽しいですよ!?
 お仲間募集中です。お申し込みは、杉浦さん: sugibonjour@ybb.ne.jp までお願いします!

フランス語会話サロン 2022年6月報告

SALON DE CONVERSATION EN FRANÇAIS
フランス語会話サロン

Géraldineさん中心に行われる会話サロンは、フランス語ネイティブスピーカーを交えて自由なお喋りを楽しんでいます。開催日は毎月メールでお知らせしていますので、どなたでもお気軽にご参加ください。
4月と5月の内容は下記のとおりです。

 

20 avril 2022 :
Aujourd’hui la conversation a tourné autour des langues étrangères, des écoles et universités qui ont été créées au Japon par des missionnaires et religieux étrangers, et qui ont gardé comme coutume l’utilisation de l’anglais ou du français. Par exemple, l’école de l’Etoile du Matin(暁星).
Ensuite, nous avons parlé de maisons de retraite, de personnes âgées.
Enfin, Sayuko nous a présenté son tout nouveau site web d’aide à l’apprentissage du français.

18 mai 2022 :
Mr et Mme Ohno nous ont raconté la visite de leur ami Mr Claude Leblanc, qui est journaliste et passionné du Japon, et surtout de l’œuvre du réalisateur Yamada Yōji et qui vient de publier un livre intitulé : « Le Japon vu par Yamada Yōji », qui inclut une revue de tous les films de « Tora san ». Nous avons aussi parlé d’un débat qui a eu lieu au sujet des élections présidentielles françaises avec Mr Ohno et Mr Isomura (francophile et francophone, anciennement Directeur de NHK), de la notion de « furusato » et d’humanité.

 

  • 開催日   月1回水曜日 16時30分から18時
  • 場所    権堂「マルクニ」
  • 会費    飲み物代込み 1000円
  • 出席のお問い合わせは、杉浦sugibonjour@ybb.ne.jpまでご連絡ください。

フランス語サロン上級クラス 2022年6月報告

上級 月3回 月曜日 13時30分~15時
場所 ふれあい福祉センター他

 フランスのニュース記事を読んで理解を深め、自分の意見を述べ合う授業です。
 扱うテーマは世界中の政治、社会問題、文化など様々で、視野を広げ多くを学ぶことができます。
 以下は3月~5月のテキストのタイトルです。(杉浦)

  • La guerre de Poutine ne doit pas éclipser l’autre crise qui menace le monde (14 mars)
    プーチンの戦争が人々を脅かす他の脅威から目をそらすものであってはならない
  • Jean-Jacques Annaud : “À Notre-Dame la réalité est plus belle que la fiction” (28 mars)
    「ノートルダムでの事実はフィクションよりも素晴らしい」ジャン=ジャック・アノー(映画「Notre-Dame brûle」の監督)
  • En France, le nomadisme choisi devient un mode de vie (11 avril)
    フランスではノマド生活は新たな生活様式となっている
  • Le second tour dira au reste du monde qui nous voulons être (18 avril)
    (大統領選挙の)決戦投票は我々がどのような社会を築きたいかを告げることになるだろう
  • L’histoire des pâtes et leur origine (25 avril)
    パスタの歴史とその起源
  • En Chine, la stratégie zéro Covid est-elle devenu un piège pour Xi Jinping ? (9 mai)
    中国のゼロコロナ政策は習近平にとって落とし穴となったか?
  • Sécheresse: La France est dans une “phase critique” du réchauffement climatique (16 mai)
    干ばつ:フランスは気候温暖化の危機的段階にある

*見学のお問い合わせは、両クラスともに下記にお願いします。
杉浦真理子 sugibonjour@ybb.ne.jp

 

フランス語サロン(上級)の様子です。 柳沢 恵子

 上級クラスでは、現在世界で起きている様々な社会問題のニュースをテキストとしています。フランスのニュース記事なので日本とは違った角度の視点だったり、日々我が家にも届く日本の新聞にはそこまで詳しく書かれていない(または書かれていたとしても読んでいない…)内容だったりと、私はいつも興味深く読んでいます。
 授業の進め方ですが、A4で2ページの記事をまず1段落ごと順番に一人ずつ読んでいきます。最後まで読み終わったところで先生が発音の間違いを訂正、みんなで何回か発音します。フランス語ではリエゾンやアンシェヌマンはもちろん、なんとなく英語読みに近くなってしまうものがあったりして先生の指摘にはいつも「あぁ、そうだった!」と納得しながら確認しています。次に内容について順番に質問されます。答えがここに書いてあるという場所は分かっても質問に適切な文章で答えることは難しく、いつもテキストの丸読みになってしまいます。それでも時々何とか自分の言葉で答えたいと少しは意地を見せるのですがまとまらず、結局先生がすっきりまとめてくださり、「そうそう、それを言いたかった」となりなす。また、語彙についても原形は何か、活用形は?時制は?…なんだっけ??…その他熟語や同義語などたくさん質問され、このあたりで予習不足を後悔することになります。
 そして最後に個人の意見を聞かれ、皆それぞれに考えを述べます。ここでも私は自分の意見を上手く伝えられずストレスばかりが残ります。
 こんな様子でやっていますが、皆このクラスをとても楽しんでいています。私にとってはフランス語の勉強だけでなく、日々の忙しさの中で希薄になっている社会問題へ注意を向け、知らなかったことを知る大事な時間でもあります。
 さて、最近の記事で勉強したものを一つ紹介します。
 Sécheresse:la France est dans une “phase critique” du réchauffement climatique
 フランスでは気候変動による気温上昇で「干ばつ」が危機的な状況になっています。フランス各地で記録的な干ばつが報告されていて、小麦をはじめとする農業生産量の深刻な低下が懸念されています。また家畜の飼育に不可欠な干し草などの飼料不足や、今までに無かった地盤沈下による建物の崩壊、原子炉を冷やす大量の水への懸念など、今後の影響は計り知れません。この危機を避けるために15の県ではすでに厳しい制限が始まっていて、一定時間の畑や庭の水やりや洗車の禁止など水の節約を呼び掛けています。専門家は長期モデルの再検討や今までの生産至上主義を指摘しています。
 このテキストを読んで、フランスは有名なミネラルウォーターの産地なのに今後どうなってしまうのかという心配の声や、フランスでも今まで干ばつには関係のなかった地域や、ヨーロッパの他の国でも同じような状況というのは深刻だとの意見が出ました。 日本に来たドミニク先生のフランス人の友達が温泉でばんばんお湯をかける日本人を見て驚いていたという話に皆笑いましたが、他人ごとではなく、日本でも今後は意識して水を使わないといけないと考えさせられました。
 現在クラスは8名です。皆さんもご一緒にいかがですか。

フランス語サロン初級クラス 2022年6月報告

指導 Dominique GRANDEMENGE 先生

 

初級 月3回 金曜日 10時30分~12時
場所 ふれあい福祉センター他

ドミニク先生のご指導のもと、テキスト「FESTIVAL」を使い、初歩の文法や発音を勉強しています。興味のある方は見学にいらしてください。(柄澤)
ある日のクラスの様子をご覧ください。

 

ある日の『フランス語サロン(初級)』-2 柄澤 良子

 今日は、テキスト10課のレストランでの場面です。客は男性1人、女性2人のグループです。
 教室でロールプレイングが始まりました。
Serveur : Bonjour, messieurs-dames. Voilà la carte.
Client :『今日のおすすめ』でいいよね。アントレは何にする?
Cliente1 : 私は、トマトサラダ。
Cliente2 : 私も、トマトサラダにする。
Client : 僕も、トマトサラダ。で、メインは、魚。
Clientes : 私達も、魚でいいよね。

Serveur : Alors, qu’est-ce que vous désirez, comme boisson?
Cliente1 : 私達、白ワイン!Muscadet ハーフボトルねっ!!

外野席から”ミュスカデはお値段も手頃だし、牡蠣に会いますよ”の声掛け
Client : 僕、運転だから、お水お願いします!

Serveur : Fromage ou dessert?
Cliente1 : 私は、アップルパイとレモンティー。
Cliente2 : 私は、フルーツサラダとコーヒー。
Client : 僕は、コーヒーだけでいいや!?
…………………………………………………………………………………………………………………

Serveur : Alors, trois menus, trois salades de tomates, une demi-bouteille de muscadet, un thé au citron, deux cafés… Ça fait soixante-cinq euros quarante.
    Vous payez comment, monsieur?

CLIENT : ELLES PAIENT.
CLIENTE1 & CLIENTE2 : PARDON ? QU’EST-CE QUE C’EST?

外野席一同 : 大爆笑でした。

フランス語会話サロン 2022年3月報告

SALON DE CONVERSATION EN FRANÇAIS A NAGANO
フランス語会話サロン

Géraldineさん中心に行われる会話サロンは、毎回フランス人ゲストを交えて自由なお喋りを楽しんでいます。開催日は毎月メールでお知らせしていますので、どなたでもお気軽にご参加ください。
12月と3月の内容は下記のとおりです。

 

22 décembre 2021 :
En cette fin d’année, nous avons parlé des différents moyens disponibles pour écouter les nouvelles françaises au Japon : écouter la radio, regarder les journaux télévisés sur internet, regarder NHK world etc… En 2022, nous aimerions contacter les français qui habitent dans la Préfecture et ne connaissent pas l’association pour les inviter à notre salon.

Janvier et fevrier 2022 :
Les salons de janvier et de février ont été annulés suite à l’augmentation des cas de Covid19 et à la déclaration de l’état d’urgence sanitaire dans la Préfecture. Le prochain salon est prévu pour le 16 mars.

16 mars 2022 :
C’était bien agréable de se retrouver pour ce premier salon de conversation de l’année !
Nous avons parlé de légumes d’hiver, et de fleurs et plantes qui poussent au printemps.
Puis nous avons participé à une enquête sur les chansons populaires que l’on connaissait parmi la liste de vieilles chansons qui nous a été donnée.

 

Céleri-rave.jpg
Céleri rave (celeriac)

Fuki-et-fukinoto.jpg
Fuki et fukinoto (Pétasite du Japon)

 

  • 開催日   月1回水曜日 16時30分から18時
  • 場所    権堂「マルクニ」
  • 会費    飲み物代込み 1000円
  • 出席のお問い合わせは、杉浦sugibonjour@ybb.ne.jpまでご連絡ください。

フランス語サロン上級クラス 2022年3月報告

上級 月3回 月曜日 13時30分~15時
場所 ふれあい福祉センター他

 フランスのニュース記事を読んで理解を深め、自分の意見を述べ合う授業です。
 扱うテーマは世界中の政治、社会問題、文化など様々で、視野を広げ多くを学ぶことができます。以下は11月~3月の内容となります。(杉浦)

  • *Crise des migrants : que se passe-t-il à la frontière entre la Pologne et la Biélorussie ? (15 novembre)
  • *Jeanne Barret, pionnière de la biodiversité et première circumnavigatrice (29 novembre)
  • *Comment définit-on les frontières maritimes d’une nation ? (6 décembre)
  • *L’espace, ce nouveau far west (13 décembre)
  • *La grande machine du ski reprend enfin, grippée par le manque de saisonniers (20 décembre)
  • *La chasse, un débat qui s’envenime à l’approche de l’élection (17 janvier)
  • *Pour la justice américaine, le gruyère n’est pas que français ou suisse (24 janvier)
  • *«On est trop bien ici»… En Bretagne, la moitié des jeunes vivent à la campagne (31 janvier)
  • *Jeux olympiques de Pékin : la Chine, centre du monde coupé du monde (7 février)
  • *Pourquoi ne porte-t-on plus de perruques comme au XVIIIe siècle ? (14 février)
  • *Depuis quand la Suisse est-elle un pays neutre ? (28 février)
  • *La guerre en Ukraine ne nous fait pas tous réagir de la même manière et c’est normal (7 mars)

*見学のお問い合わせは、両クラスともに下記にお願いします。
杉浦真理子 sugibonjour@ybb.ne.jp